2018.07.10

植物のコミュニケーションツール　テルペン

izumi

＊ドテラインターナショナルNFRブログのブログより
https://ameblo.jp/doterrajapannfr/entry-12232935288.html

おはようございます。
皆さんは、植物もお互いにコミュニケーションする事を知っていましたか??
エッセンシャルオイルの成分を構成する、
“テルペン”
と呼ばれる分子を含む小分子を使って、
植物はお互いにコミュニケーションを取っているそうです。
これらの小分子はまとめて、
揮発性有機化合物（VOCs）として知られています。
実際に植物がどのようにVOCsを感知しているか説明します。
植物がVOCsをどのように感知するかに関する研究は、
まだ初期段階にありますが、
日本の山口大学の松井健治教授によると、
植物の「嗅覚」は光合成の段階で起こるそうです。
光合成は、植物が日光からエネルギーを作り出す分子のプロセスです。
光合成における重要な過程は、葉と外の空気間におけるガス交換です。
植物が空気中で呼吸すると、必然的に空気中のVOCsが葉の中に入ります。
葉には細胞間空間と呼ばれる小孔があり、細胞間に空気が入ることができます。
この空間から、化学的パラメータに応じて、VOCsが細胞に入ることができます。
細胞による代謝か行われる前に、細胞内でVOCsに対して、
いくつかの生化学的操作が行われますが、これらの過程の多くはまだ研究中だとのことです。
松井教授によると、VOCsの最終的な代謝過程が、
植物が最終的にどのような芳香族を持ち、どのような臭いを放つかを決定づけます。
VOCs代謝は、植物を捕食者から保護する早期警告信号としての役割を果たし、
植物に様々な影響を与えます。
これはエッセンシャルオイルが持つ驚くべき自然の力の一つです。
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